横断歩道新設の難しさについて考える
須貝 修行 ブログ
R3年4月14日に望洋台3丁目ローソン前及び他2カ所に交通安全看板を設置いたしました。
この場所へ横断歩道の設置要望を開始してから、約10年が経過しましたが一向に進展しません。
更に問題なのは『何故設置できないのか』理由を明示されない事でした。
毎年要望書を提出するも、何故かダメな理由を誰も問いませんでした。(私にはこれが一番の謎でした)
私は昨年現状を打破する為、①警察署長への面会 ②道議を通じた北海道警察へのアプローチを試みました。
それらを通じて、設置しない理由を明らかに致しました。
新設しない理由(設置出来ない理由?)
- 小樽警察署からの口頭説明によるもの
- 横断歩道設置の場合、安全に停止できる場所であること
- 勾配がある場合、ロードヒーティング等の設備が必要
- 見通しが良くない場所である
- 滞留スペースがない
- 新設に必要な通行量(人 車)
- 横断歩道ありの道路標識必要
- 交差点四つ角の縁石工事必要
- 民間施設、ローソン及び中央バスの承諾必要
- 北海道警察からの文書回答
当該場所については、曲線で見通しが悪く、道路に勾配がある等の交通事故の危険性のある道路環境や冬期間に北西側歩道が利用されていない状況から、設置する予定はない。
以上から、横断歩道の新設は極めて困難ではありますが、住民の安全性を考慮し次のように考えました
- 当該場所が小樽市・小樽警察署・望洋台町会の問題地点であることを共通認識させる布石として看板設置する
- 看板に三者の名義が記載されていることが肝要
- 横断歩道設置要望活動は今後も継続する
- 新学期や交通安全週間等に交通指導員を立たせるなどの安全確保や指導を要請する
- 今後もステークホルダーへの重要性を説くとともに、地域の方々の熱意と関心をきらさない
今回、信号機・横断歩道の新設について全国の事例も含め研究しましたが、新設のハードルは大変高いことが良くわかりました。
しかしながらただ手をこまねいてばかりもいられません。
何より、重要なのは地域住民の安全の確保です。今後もフォローして参りたいと考えます。
同様のケースでお困りの地域は多いと思います。ただ要望書を出しているだけでは一向に前に進みません。
要望書を出されていることは認識はしているが、検討はされていません。
硬軟取り混ぜて、行動を起こしていくことをお勧め致します。