ブログ
雪対策について考える④ ロードヒーティングの部分停止
須貝 修行 ブログ
R3年度小樽市の除排雪予算は15億9210万円です。
除排雪経費 | 84,350(千円) 53% |
ロードヒーティング | 28,350(千円) 18% |
雪堆積場管理経費 | 22,310(千円) 14% |
凍結路面対策経費 | 12,580(千円) |
貸出しダンプ経費 | 6,900(千円) |
その他 | 4,720(千円) |
坂道の多い、小樽市にとってロードヒーティングは必須でありますが、燃料費・電気代の高騰も有りその負担は財政的にも厳しいものとなっております。
小樽市のロードヒーティングは計232カ所、70,500㎡ありますが、H31年度までに約14,900㎡、約20%部分停止しており、昨年度は約430㎡の部分停止を致しました。
そして今年度は新たに15カ所240㎡の部分停止を試行いたします。
ちなみに、昨年度の部分停止で約190万円、本年度予定先で約100万円の経費削減予定です。
ここで是非”誤解”なきよう”ご理解”頂きたいポイントは
①道路勾配が14%以下で、部分停止しても支障がないと判断した道路であること
②対象は電気式のロードヒーティングで1ユニット(1m×2m)の部分で実施すること
③部分停止の試行であり、不都合があれば再考すること
私も、地図・図面にて確認説明を受けましたが、今後しっかりと現認して参りたいと思います。
皆様も、ロードヒーティングの部分停止先(案内看板有り)で万が一 ”危険を感じたり”、”危険を見たり聞いたり” 致しましたらご連絡頂ければ対応策を講じます。
皆様のご理解とご意見をお待ち致します。
詳しくは小樽市ホームページ
or
建設部 建設事業室維持課
住所:〒048-2672 小樽市塩谷2丁目10番5号
TEL:0134-32-4111・直通0134-26-0205 内線578.579
FAX:0134-26-4469
E-Mail:kensetu-jigyo@city.otaru.lg.jp
雪対策について考える③ R2年度除排雪状況
須貝 修行 ブログ
R2年度の除排雪の状況(速報)をお知らせ致します
気象状況 | 単位 | R2 | 平均値 | R元 |
平均気温 | ℃ | 0.0 | -0.2 | 0.2 |
真冬日 | 日 | 49 | 41 | 40 |
累計降雪量 | cm | 406 | 588 | 451 |
最深積雪深 | cm | 104 | 100 | 69 |
累計積雪深 | cm・日 | 5,426 | 8,037 | 3,640 |
少雪傾向であったが、3月に入り大雪があった
除雪費(百万) | R2予算 | R2決算 | R2予算残 |
除雪費 | 1,614 | 1,560 | 54 |
除排雪費 | 947 | 918 | 29 |
ロードヒーティング | 315 | 303 | 12 |
雪堆積場経費 | 165 | 159 | 6 |
凍結路面対策費 | 65 | 69 | ▲4 |
貸出しダンプ | 71 | 58 | 13 |
その他 | 51 | 53 | ▲2 |
R2 | R元 | ||||||||
総数 | 除雪依頼 | 除雪後苦情 | 排雪依頼 | その他 | 総数 | 除雪依頼 | 除雪後苦情 | 排雪依頼 | その他 |
1,605 | 418 | 322 | 271 | 594 | 1,063 | 185 | 184 | 148 | 546 |
3月度に除排雪依頼及び苦情が集中した
2月までは記録的な少雪で推移したが、3月度の大雪で平均値になり、予算執行額もほぼ予定通りであった
結果として、『市民の声』が前年に比して増大しておりこの部分の分析・対応が肝要と思われます。
本年度多くのSOSが出た地区(手宮地区など)課題エリアの方策など次回議会で検討していきたい
ドックラン利用について考える ~ 望洋ドックランの事例から ~
須貝 修行 ブログ
愛犬家にとって、ワンちゃんはとても大切な家族です。大型犬の飼い主にとって”思いっきり運動させたい”との想いから、ドックランはとっても大切な施設であるようです。
私の近所の『小樽望洋ドックラン』が5月から2ヶ月ほど閉鎖になっておりましたが、この度7/26(月)から関係者のご理解と熱意により再開されました。
私も今回再開に当たり関係致しましたので、今後も継続的に利用できることを願って、事の経緯と注意事項についてコメントさせて頂きたいと思います。

広々とした施設
①背景
当ドックランは、”三菱地所” 所有地を向かいでパークゴルフを運営する ”PGN社” のご厚意により整備・運営されているものであります。
無料でかつ広く、札幌からのアクセスもよく、平日は近隣を中心とした小樽の方々が、そして休日は札幌などから多くの方々が利用する施設となっております。
②発端
GW明けに緊急事態宣言が発令され、札幌で無料ドックランが閉鎖され、その結果多くの札幌等からの利用者が急増しそれに伴い多くのトラブルが発生致しました。
・マナー違反が目立ち始め、注意をすると反論してくる
・パークゴルフ場の施設を勝手に使用する
(トイレ・水道・犬の糞をトイレに流す・手指消毒をせずに施設にはいる等々)
・ゴミを置いていく
問題はこれらの行為に対して、常連の方々やPGN社から注意を受けても改めず、逆に反論し口論になるケースが多くなり、これでは施設の安全な運営が難しいとの判断から閉鎖となりました
③交渉
冒頭のように、常連の利用者特に大型犬の飼い主にとっては死活問題で”何とか再開して欲しい”との熱心な要望が多くあり、PGN社と交渉を重ねました。
クリヤーすべき課題は多くありましたが、何とかPGN社 社長様のご理解を頂いて、再開にこぎ着けました。
④注意点
・利用に関してマナーを守ること
・利用時間を守ること
・パークゴルフ場の施設を無断で使用しないこと
当たり前のことではありますが、この3点をしっかり守ることをお約束致しました。
これらが守れない場合は、最悪閉鎖かもしくは地元利用者に限定した会員制になる可能性があります。
ご利用される方々のご理解を是非ともお願い致します。

読んで下さい守って下さい
⑤最後に
私は6月度2定予算特別委員会で、この件も含めた学校跡地利用やドックランについて取り上げました。
愛犬家にとってドックランは大変重要でありますが、そうでない方々には迷惑な施設と映る事もあるようです。
大事な施設を持続していく大変さ、又新設することの難しさを痛感した事例でありました。